【統合失調症で障害厚生年金】健康保険組合の記録により、初診日の証明ができた例
傷病名: 統合失調症
決定した年金種類と等級: 障害厚生年金 3級
支給月から次回更新月までの2年間の総受給額: 約119万円
相談時の状況
年金事務所に相談したところ、初診の病院の証明がないと手続きを進めることは難しいと言われてしまいました。
最初に受診した病院は5年以上前でカルテも記録もないとのことで、手許にも診察券など証明となるものは全く残っておらず困って相談に来られました。
社労士としての見解
ご家族が最初の病院名を覚えていて10年も経過していないため、健康保険組合に記録が残っている可能性があるのではないかと判断しました。
現在、障害者雇用で就労もされているため、職場での援助の内容もポイントになると考えました。
受任から請求までのサポート
該当する健康保険組合を特定して問い合わせたところ、幸い記録が残っていることがわかり、診療報酬請求明細書を取り寄せて初診日の証明を得ることができました。
ご本人は病状の経過をあまり覚えていないため、ご家族のご協力を得て、病状の経過と職場での援助内容も詳しくお聞きして、診断書作成依頼の際の参考資料をまとめ、病歴就労状況等申立書にも詳しく記載しました。
結果、無事に障害厚生年金3級を受給することができました。
初診日を特定することや、障害等級に該当するかどうか判断することは、ご本人だけでは難しい場合もありますので、専門家である社労士にご相談いただくことをお勧めします。
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